2011.04.30 Saturday
F.I.B JOURNAL "On the Conner" 20110420
いー天気で、その日は富士山がはっきり見えた。
撮影を終え、葉山でビールを飲みながら熱く語る彼からフライヤーを手渡され、 そこに書いてある文章を読んで、以前神保町で買った分厚い写真集を思い出した。
写真家W.ユージーンスミスの集大成ともいえるその写真集に、 彼がNEW YORKの街を、 自分の部屋の窓から定点観測の様に撮り続けた写真ばかり集めたページがあった。
モノクロでザラッとした窓越しに盗撮したような写真たち。
彼は何故街へ出ずに窓越しの写真を撮ったのか?
確かその時期の彼は精神を病んでいたと記憶しているが、 それだけではなく、 YEAthそして僕の会話と、店から漏れてくるえふあいびーのイカす音楽から始まる。
こんな音楽が流れていれば、彼は街へ出てきたのかな。
震災の影響で薄暗い神田に流れるF.I.B JOURNALの音楽を聴いていると、
「On the Corner」
撮影を終え、
写真家W.ユージーンスミスの集大成ともいえるその写真集に、
モノクロでザラッとした窓越しに盗撮したような写真たち。
彼は何故街へ出ずに窓越しの写真を撮ったのか?
確かその時期の彼は精神を病んでいたと記憶しているが、
その頃のNEW YORKのStreetの「音楽」が彼に届いてなかったのではないだろうか?
この映像はお店の外でビールと煙草でダベッているラヂ、
この映像はお店の外でビールと煙草でダベッているラヂ、
こんな音楽が流れていれば、彼は街へ出てきたのかな。
震災の影響で薄暗い神田に流れるF.I.B JOURNALの音楽を聴いていると、
撮影を終えて、薄暗いメキシコ、深夜のチアパスの街を歩く、
汗臭い服を着た8年前の自分を思い出した。
「On the Corner」
ポールオースターの「スモーク」では
主人公が街角の同じ場所で写真を撮り続ける。
喧噪をのぞむ街角の角地、
彼が営む煙草屋の前で。
指でフレームを作る。
そう。ドキュメンタリーは既に皆の指の中で始まっている。
ぼく等は同じく神田の角地に立ち、
雑踏に耳を澄ます。
フレームの準備はOK
CINEMA dub MONKS
F.I.B JOURNAL
さて。街角から夜を始めようか。
F.I.B JOURNAL
山崎円城
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「街角の夜」
街角の夜。
熱は冷めない。灯は絶やさない。
音楽は止まらない。いつまでも続いていく。
人が人と出会う、そんな場所はなくならない。
遊びを続けていく。文化を繋げていく。
また、新しい景色を探しにいく。
PEOPLE
植田浩平